フィールドオブクラフト 倉敷2022

待ちに待った3年ぶりの開催。

2022年5月21日(土)・22日(日)の2日間、コロナの影響で3年ぶりの開催となったフィールドオブクラフト 倉敷2022に出かけてきました。第15回目の開催となります。奥さんはコロナ前まではほぼ毎年このイベントに参加していますが、夫婦二人で参加するのは10年ぶりぐらいとなります。3年ぶりの開催を心待ちにしていた器好きの奥さんは初日に友人と、夫婦で2日目に参加というなかなかの楽しみぶりです。岡山県倉敷市 倉敷市芸文館前広場を会場として全国のクラフト作家さん59組による作品の展示・即売イベントとなります。整備された野外の広場に作家さんごとがテントを貼り、作品を陳列し作家さんご本人と会話をしたり、問い合わせできる形で器や雑貨を買い求めるスタイルのイベントです。岡山市内に住まいを持つ我が家は、朝10時に家を出て正午前に倉敷市の会場付近に到着。この日は晴天に恵まれたこともあってか、やはり周辺道路は混雑、県外ナンバーも多く駐車場も満車。3年ぶりの人気イベントへの期待感が伺えます。渋滞と混雑にヤキモキしながら、会場から少し離れたコインパーキングに車を止め、そこから歩いて会場に入りました。正午すぎでしたが、すでにたくさんの人で大盛況の様子。若いカップル、老夫婦、家族連れ、老若男女問わずの来場者でいっぱいです。

 

 

作家さん、作品の「ナマ感」を感じられる。

屋外の広場に出店作家さんがテントのブースを出し、決して装飾されたとはいえない無造作ともいえるディスプレイで作品が展示されています。なので、作品の「ナマ感」が味わえるのもこのイベントの特徴とも言えます。多くのテントブースでは作家さんご本人が店番をし、物色するお客さんに作品の説明をし接客をしてくれます。無口で無骨な作家さんはその雰囲気のまま。それもそれで楽しいものです。2日間のイベントに作家さんが持ち込んだ作品は、まさに限定品で、初日にあった作品が2日目にはないといったことも当然で、購入早い者勝ちのフリーマーケット感、ライブ感のある買い物ができます。もちろん見て回るだけでも楽しい多種多様な雑貨たち。人手の多さに納得できます。さまざまなクラフトワーク陶器、カトラリー、革製品、ガラス製品。暮らしを豊かにしてくれる、さまざまなクラフトワークが、広場いっぱいに集まっています。59組の作家さんの大集合なので、じっくりと堪能するにはやはり丸1日の時間を要するかもしれません。我が家は、初日に奥さんが下見をし、欲しい作品に目星をつけ検討し、2日目に購入といったスケジュールとしました。2日目に行って売れていることはザラなのですが、それはそれで出会いがなかったと諦めるのが我が家流です。3年ぶりのフィールドオブクラフトで、我が家が購入したのは、木工 鈴木努さんのR-KAGUZAのバターナイフと、フォークを2本。あまりの人出とたくさんの作品に圧倒され、少々控えめな購入となりました。

 

10数年前にこのフィールドオブクラフトに出店されていた作家さんの作品が今では手に入りにくくなっていたり高価なものになっていたりします。15回続くこのイベントの歴史と価値に気付かされます。すでに人気の作家さん、これからビッグネームとなる作家さんが、コロナ禍を経て、このフィールドオブクラフト 倉敷2022に集結していることを考えると、とても素敵なイベントだと改めて感じることができました。来年の開催も楽しみです。