おすすめ醤油 井上古式醤油

井上古式醤油

我が家の晩御飯は魚メインの和食が圧倒的に多いので、醤油は必須のアイテムです。醤油についても奥さんのこだわりで、これまでに何種類かを試しています。醤油といえども、実にさまざまな種類があり、歴史や製法についても奥が深く、こだわるといっても何をセレクトして良いか迷ってしまいます。また、二人暮らしの我が家にとっては、ミドルサイズのボトルを一度買うと、使い切ってなくなるまでに2ヶ月程度は使用する事になります。口に合わない醤油をセレクトしてしまうと、なくなるまでは使わないともったいないので、失敗するわけにはいきません。数ある醤油の中から、ひとまずは「天然醸造」「無添加」といったキーワードで探してみましたが、それでもたくさんの種類がありどれも試してみたい。ネットのレビューも様々な中、最後の決め手は勘にたより購入することがほとんどでした。そんな我が家の、醤油探しで、ここ最近、定番の醤油として使用しているのが「井上古式醤油」です。実にしっくりとくる、美味しい醤油です。井上古式醤油のプロフィールとして天然醸造で加熱処理、酵母添加による醸造促進を施さず、人の介入は最小限に抑えた伝統的な醸しの技術で醸造されています。一般的な濃口醤油は大豆・小麦を半々に混ぜますが、井上古式醤油は大豆の量がおよそ二割増。島根を中心とした大豆・小麦などの国産原料を使用し、慶応3年創業以来の伝統ある醸造蔵の蔵つき酵母で造られます。

 

 

きっかけはラーメン屋さん

この井上古式醤油を我が家の定番として購入するようになったきっかけは、お気に入りのラーメン屋さんでした。家の近くの目立たない路地にラーメン屋さんがありました。店の場所が明らかに悪く、人目につきにくいラーメン屋さんでした。当然、店が混み合っている様子はなく、いつも人気がない印象でした。ある日、通りがかりに気になったので、入ってみました。メニューはあまり多くはありませんでしたが、使用している素材に拘っている事が、メニューに売り文句としてあります。麺へのこだわり、具へのこだわり、そしてスープへのこだわり。。半信半疑で醤油ラーメンを注文しました。これが美味しい。特にスープが美味しい。ラーメン、とりわけ中華そばが好きで、色々なお店に足を運びましたが、今までに味わったことがないくらい、しっかりとした醤油スープ。豚骨や背脂にごまかされたやたらと喉の渇くただただ濃厚なスープとは違い、スッキリとしっかりと醤油味。当然お気にりのラーメンとなりました。このラーメンの「かえし(返し)」に使われていたのが、井上古式醤油でした。お店の厨房びある醤油ボトルのデザインを見て、店長さんにも聞いてみると、嬉しそうに「井上古式醤油」を進めてくれました。「かえし(返し)」とは煮かえしの略語でスープで割る前のタレのこと。かえし+スープ=ラーメンのスープということらしいです。ところでなぜ、お客さんがいないのだろう?繁盛してないのだろう?後々、店長さんに聞いてみると、本業の店の片手間に営業しているラーメン店で、営業時間も短く、本格てな集客活動をしていないということでした。通い出して、半年後には閉店してしまい残念でしたが、今でも、あのラーメンは必ずファンが増える味だったと確信しています。このラーメン屋さんで見つけた「井上古式醤油」奥さんに尋ねてみると、既にリサーチ済みでした。

 

しっかりとした醤油の味。

開封したての醤油を手塩皿に注ぐと、黒褐色というよりは赤いイメージ。香りが高く、やや辛めの醤油。精悍な味、背骨の通った味、芯のある味、といった表現となるでしょうか。ラーメン屋さんでのスープが絶妙な事でもわかるように魚の煮付け・菜の煮物におすすめの醤油です。そのものに旨味をもっていますから、少量のだしで充分に美味しく仕上がります。
料理の味付けをピシッと締める、決め手の一本です。また、我が家では刺身にも使用しています。しっかりとした醤油の味、キレもあり、コクもある。醤油の臭みなどは感じないので、白身魚やイカの刺身に相性が良いと思います。

■容量:150ml/360ml / 720ml / 900ml / 1800ml ■原材料:国産丸大豆・国産小麦・食塩 ■保存方法:開栓後は冷蔵保存 ■賞味期間:2年

我が家のおすすめ醤油です。