我が家のおすすめお箸5選

器を趣味とする奥さんにてってお箸も大切な食卓の道具の一つです。洋服のコーディネイトに例えるならば靴のような存在でしょうか、「おしゃれは足元から」と言われるように、その重要性と同じく食卓でのテーブルコーディネイトを決める重要な役割としての「お箸」。箸置きに揃えられた凛とした佇まいは、口にする料理への期待感や食べることに対しての感謝の気持ちや敬意を表しているようにも思えます。細長い二本の棒。シンプルだからこそ、その素材感や太さやフォルム、デザインなど微妙なニュアンスが使いやすいさに影響してきます。材質は、木製、竹製、象牙製、金属製、プラスチック製などで、形や長さも様々なものがあります。価格についても同様に、コンビニでもらえる無料の割り箸から高価なものまで様々です。毎日使うものなので、しっくりとくるお気に入りのものであって欲しいですし、お手頃価格であっても欲しい。また、その日選んだ器や料理によっても、気分やシーンで選べる道具であって欲しい。奥さんが結婚してからの今まで、色々と勉強し購入してきたお箸の中で、我が家にとってお手軽価格で使いやすい、お箸5選を紹介します。

高野竹工の京 嵯峨 四角箸

材質:白竹 長さ:24cm

我が家の奥さん一押しのお箸です。先端が細く四角いので細かい粒状のものでもしっかりと掴め、転がりにい。軽すぎず重たすぎず、フォルムのバランスがお気に入り。とにかくフィット感がいいお箸です。プレーンな白竹でどんな器や料理にも合い、買い置きストックをするぐらいの我が家の定番おすすめ箸です。京都の高野竹工という竹・木工芸品、華・茶道用品、竹炭、建築用資材の製造卸会社。厳選した素材を用いて上質な茶道具制作のノウハウに基づいたお箸です。職人が何年も大切に育て乾燥させた肉厚の竹を厳選し、持ちやすく手にしっくりと馴染むように削り上げられたお箸です。

 

虎竹箸

材質:虎竹 長さ:24cm

四国の一部だけに生育する「虎斑竹(とらふだけ)」をうるし加工仕上げしたお箸です。お箸ごとにそれぞれ違う竹の美しい虎柄斑紋が特徴です。天然のデザインは大胆ですが、相反して細身の箸は繊細で品の良さを感じさせてくれます。こちらも竹細工職人が一本づつ丁寧に仕上げたお箸となります。

 

下元一歩さんのお箸

材質:白竹 長さ:24cm

高知県で竹の炭を作りながら、日常でつかって頂けるものも作りたいという思いから、ひとつひとつ丁寧に作られています。表面は濃いブラウン、裏面は薄い飴色の使い込んだような竹の色で、橋の持ち手は竹の節がそのまま残されており角は面取りされたていて、表面と裏面のコントラストを調和するような民芸品のような素朴で大胆なデザインです箸先は細く、小さなものもつまみやすく出来ています。

 

土井 宏友さんの漆塗箸(四角)

材質:鉄木
 長さ::24cm

材質は耐久性があってお箸向きといわれる鉄木が使用されています。木地に生漆(きうるし)と呼ばれる透けた漆を刷り込んで仕上げ「拭き漆」という技法で仕上げられています。美しい艶と透けた木目のお箸です。四角い箸ですが、角が丸くなっており滑らかな持ちごたえです。拭き漆の上品な艶があり繊細な細いフォルムで、高級感があり上品な和の食卓にぴったりのお箸です。

 

奥田漆器の拭漆利休箸

材質:杉 長さ::24cm

杉で作った両端を細く削ったお箸です。とにかく軽く、すべりにくい上に上下使えてるのが特徴です。我が家では休日のお昼ご飯などに多用しています。気軽に使えるカジュアルなお箸です。二人暮らしといえども色々なお箸を揃えて、季節や料理に合わせてお箸をセレクトする。

左から 高野竹工の京 嵯峨 四角箸、下元一歩さんのお箸、虎竹箸、土井 宏友さんの漆塗箸、奥田漆器の拭漆利休箸

 

器と料理を引き立てる日本人の大切な道具。我が家のセレクトラインナップです。これからも良いお箸との出会いを探してこうと思います。