二人暮らしの夫の習慣

気持ちを整えるルーチンワーク

人暮らしは文字通り、二人しかいません。我が家では家事のほとんどは奥さんの仕事となります。任せっきりにしていることを申し訳なく思っています。我が家は寛容な奥さんで仕事もしながら家事をすることに、耐えがたい苦労は感じてないように見え、楽しそうに家事にあたってくれている事にとても感謝しています。ただ、夫として、家事とは言えないまでも、奥さんにとって少しだけでも役に立つ事を自分の習慣として、少しづつ取り入れるよう心がけています。朝の出勤前の習慣。平日の朝の起床は、だいたい6時半です。出勤前の身支度に時間がかかる奥さんが先に体を起こします。僕も同じく目は覚ましますが、さらにそこからゴロゴロとしています。奥さんが1時間ほどで朝の準備と身支度を済ませ、8時前には出勤します。この頃やっと僕が体を起こします。自分の身支度には、さほど時間がかからないので、シャワーを浴びて着替えるだけですが、出勤前のルーチンワークとして

・シャワーを浴びた後の浴室の鏡(壁)掃除。
・脱いだものを畳む。
・ベッドの上の布団を畳む。

以上の事を、行っています。もともと、何事も三日と続かない僕でしたが、奥さんも驚くくらいの習慣になりました。このルーチンの後、自分の身支度をしても、起きてから出勤するまで30分もかかりません。

まず、シャワーを浴びた後の浴室の鏡(壁)掃除です。
これは半年ほど前、ふと浴室の鏡に白い水垢のウロコがたくさんあることに気がつきました。それまで気にもしていなかったのですが、ある日突然、目につきました。奥さんは常に気になっていたらしいのですが、掃除してもなかなか落ちず、半ば諦めていたようです。気になったら落とさないと気が済まない性格の僕は、その日からというもの、クエン酸、レモン汁などネットで調べた水垢ウロコ掃除の方法を徹底的に施しました。なかなか落ちず苦労しましたが、諦めずに掃除を重ねると1週間くらいでピカピカの鏡に戻りました。苦労して掃除した結果、綺麗になった鏡をキープしていこうと思い、毎朝シャワーを浴びたあとは、洗剤を少しスプレーし、水垢の元となる石鹸汚れを洗い流し、タオルで水分を拭き取ってから浴室を出る事を習慣としています。それ以来は常にピカピカの鏡がキープできています。いつ浴室に入っても鏡がピカピカという気持ちよさが心地よいです。

次に、脱いだものを畳む。ベッドのうえの布団を畳む。
パジャマやスウェット、前日に着た服を無造作に椅子やソファに置いたままにしておくのではなく、下手なりにでも畳む。また、寝ていたベッドの布団も、枕を並べて隅におき、掛け布団も四隅を揃えて畳む。

 

 

以上のたったこれだけのルーチンワーク。これぐらいのことと笑われるかもしれませんが、もともとが雑な性格の僕にとっては、この些細なことが習慣化したことも素晴らしい事だと自負しています。この些細なことですが、僕より先に仕事から帰宅する、奥さんの気持ちに影響します。帰宅して、無造作に服が散らかっていたり、布団がぐちゃぐちゃだと、夕飯の支度の前にも一仕事をさせてしまう事になりますし、何より、疲れて帰ってきた気持ちを逆撫でしてしまいます。奥さんが帰宅して、気持ちよく夕飯の準備に取り掛かれます。一方、僕にとってのこの習慣の意味はこの些細な習慣を怠り、朝、乱れたままの部屋を後にして出勤すると、その日の仕事で何かトラブルがあるような気がするようになりました。結婚当初からルールとして決めたものではありません。きっかけが、なんだったかは忘れましたが、部屋や身なりを整えて臨むべき仕事か何かがあったように思います。気持ちを整えるルーチンワークです。結婚して、二人暮らしのルールを最初に決めたような記憶もありますが、永続きはしませんでした。お互いに苦手な事は苦手です。暮らしの中でお互いを思いやり、また自身の成長や気持ちのあり方、整え方を徐々に身につけていく事。二人暮らしという家庭を軸に少しづつ行動に移すということで自然とできた習慣かもしれません。夫婦二人、年を重ねるごとに理解しあえるように。あたりまえを進化させる。そんな二人暮らしを心がけています。