マスターウォールの家具

一生ものの家具と断言できます。

15年前に夫婦で岡山へ引っ越し、賃貸コーポで暮らしはじめました。そこから、思い切って購入した新築の2LDKのマンションに、かれこれ10年暮らしています。新しい環境で、新しい部屋に住み始めたころのワクワクする気持ちを思い出します。夫婦二人の性格上、それまで使用していた、おもだった家具は処分して、新しい部屋をお気に入りの家具でお気に入りの空間にすることに決めていました。カーテンすら無い、何もない部屋。まずは何から揃えていこうかと考えました。そんなに広くもないリビングスペースですが、流石にここまで物がないと、ただただ味気ない。そんなに裕福でもないので、気に入った家具を一気に買い揃えることは無理。ひとまずは、ダイニングテーブルを購入しようと決めました。岡山市内のおしゃれな家具屋さんを見てまわりました。研究熱心な奥さんからの提案。岡山の赤瀬木工という木材加工会社が主体となる「マスターウォール」というブランドの家具です。ウォールナットのシンプルな家具のラインナップ。少々、お値段は高めですが。岡山に取り扱っているお店があったので、早速見に行きました。シンプルなデザインで存在感しっかり。一目見て欲しいと思いました。帰宅してインターネットでさらにチェック。ダイニングテーブルもありました。我が家にとっては高額な価格設定でしたが、新しい生活のスタートにと、思い切って分割払いで購入しました。

WILDWOOD DINING TABLE – HOKKAIDO OAK ワイルドウッド ダイニングテーブル(W 180cm × D 84.5cm)

GROW BENCH グロウ ベンチ(W180×D35×H44cm)

 

到着した時のことは今でも鮮明に記憶にあります。梱包を解くと、テーブルの天板一枚、ステンレスの足4本、組み立て用ボルトで脚を取り付けるだけ。組み立ても簡単。潔さを感じるシンプルなデザイン。直線的で美しい。リビングの世界観を決定づける存在感を持ちつつも、主張しすぎない、まさに理想的なテーブルです。購入したての天板のウォールナット色は、落ち着いたマット調の茶色です。日々の生活で、小さな傷がついていくのは当然の事ですが、定期的に専用のメンテナンスオイルで天板の手入れをします。使用を重ねていくことで、ウォールナットが明るく上品な艶をだし、また少し表情の違う、愛着ある風合いになっていきます。購入してから今年で10年を少し超えますが、デザインが古く見えず。いつまでもスタイリッシュなイメージ。一度として、買い替えを思ったことはありません。マスターウォールのキャッチコピー「100年後のアンティーク」の言葉通り、一生ものの価値を実感できます。一つだけ後悔したのは、長さです。W 180cm のサイズを購入しましたが、もうひと回り大きいW 200cm のサイズでも良かったと思います。決して広いリビングでないのですが、デザインの良さ、使い心地の良さ、質感の良さから、大きくても邪魔にならない、むしろあえて大きいサイズで、リビングの主役として鎮座させても良かったのかなと思いました。このテーブルに合うダイニングチェアも検討しました。背もたれのある一人座りのリビングチェアもあり、奥さんもそちらの購入を検討していましたが、最終的な選択として、グロウベンチを二脚購入しました。広いリビングではないので、椅子の背もたれが、見た目の圧迫感を感じさせるかなという思いと友人たちを迎えるとき、ベンチであれば、人数によって椅子が足りなくなるということがないことを理由にベンチ二脚の決断に至りました。リビングに座らない時は、ベンチ二脚がすっぽりと天板の下に収まり、部屋もすっきとした印象になります。大正解。おすすめの組み合わせです。部屋の世界観が決まったところで、次はソファ、ソファーテーブルとお気に入りの部屋の完成を目指して、マスターウォールシリーズで統一したくなってきます。我が家にとっては、手軽に購入することは難しかったのですが、メインの家具はマスターウォールで統一したいという思いのもと、二年に一アイテムといったペースで、ソフア、ソファーテーブル、リビングラックと揃えていきました。10年かかりでおもだったリビング家具4点が揃いました。飽きのこないお気に入りのリビングスペースが出来上がってきました。どれも愛着があり、買い替えなどを考えさせないアイテムです。少々高価ではありますが、一生ものと考えると、実はお得な買い物かとも思えるぐらい。おすすめです。