休日の朝食は定番メニューで

共働きの我が家は平日の朝食はほぼ摂りません。奥さんは自分用にパンを焼いて一切れ二切れを食べるだけ。僕の方はコーヒー1杯か白湯1杯。本当はしっかりと朝食を摂る方が良いのですが、結婚してからこれまでの朝食はこんな感じで定着しました。今後のライフスタイルの一つの課題です。とはいえ、休日の朝は別です。いつもより少しだけ遅めに起床し朝食を摂ります。

「一汁一菜」に習う休日の朝食スタイル

「一汁一菜」とは、ご飯に味噌汁と菜(おかず)一品の日本の献立の構成の一つを言うそうです。料理研究家の土井善晴さんも著書などで提唱される食事のスタイルです。この「一汁一菜」に習って、夫婦揃っての週に一度の朝食メニューはいつも同じメニューにしています。メニューはご飯、味噌汁、目玉焼きかベーコン、サラダ。以上のシンプルなラインナップです。普段はバタバタと出勤準備に終われ慌ただしい朝ですが、毎週末の休日の朝にこの「お決まりのメニュー」が食卓に並ぶと、「今日は休みだな」とリラックスできます。僕にとっての休日であると同時に奥さんにとっての休日でもあります。朝食のメニューにあれこれと工夫してもらうのも気の毒ですし、逆に、せっかくの休日のスタートを普段と同じく極端に手を抜くことも残念です。シンプルかつ満足なメニューを毎週同じにすることで奥さんにもストレスをかけず、一石二鳥の朝食スタイルです。不思議と飽きがこない理由は米、味噌、玉子それぞれを少しこだわったお気に入りのもので調理するということでしょうか。食材に少しだけこだわりを持つと、素朴で普通の食事も美味しく感じることができますし、新米のご飯、ご飯の炊き具合、目玉焼きの半熟加減、味噌の配合や種類など少しの変化で美味しさの違いを感じることができます。「一汁一菜」に習い、一週間の締めくくりの休日の朝食をシンプルに決まったメニューにし、ルーチン化することで気持ちの余裕と整理整頓ができるような気がします。